初詣
除夜の鐘が鳴り終わってから元日に土地の氏神や神社仏閣に参詣することをいいますが、元日に限らず松の内に年が明けてからはじめて参詣することをいう場合もあります。
古くは一日の終わりが日没と考えられていたので、一年の終わりは大晦日の日没とされていました。大晦日の夜に社殿で徹夜をすることが各地でみられ、これを年篭りといいました。今日では一日の区切りは夜中の零時になり、そのため大晦日の夜に詣でる除夜詣でと、年が改まって元日に詣でる初詣とが区別されるようになりました。
除夜に参詣してのち一度家に帰り、元旦になって再び参詣したり、大晦日の夜から元日になるまで神社にいることを二年参りと呼ぶところもあるそうです。