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吉運を願う
お正月の室礼にはさまざまな目出度いもので盛り供します。代表的なものの一つが柑橘類です。柑橘の「きつ」が「吉」に通じ、形が大きい程「大吉」につながると考えられています。
晩白柚の丸い形を神楽鈴に見立て、一緒に薩摩隼人に因んだ“はやとうり”と"コロ柿"を盛りました。

 

 


   

この頃出回る仏手柑はとても風格があり、美しくおめでたいものです。その姿から舞っている手に見立て、お正月のような祝いの席には「舞手柑」として用います。
【百合根】別称、和合果と呼ばれることから和合を託す
【コロ柿】カラスも食べないような渋柿でも修練の後には床の間の飾り物にまでなりうる、という精神上の気高さを表す

 
 

【昆布】
慶ぶ(よろこぶ)の音にかけて

【はやとうり】
薩摩隼人に因んで。
その昔、薩摩隼人が大名行列の先頭を行ったことから「初めに」の意を込めて

 
 
【赤かぶ】
芽出しの赤かぶは「おめで(芽出)とうございます」という言葉の一品

【柿】
嘉来という字をあてて、喜び来るの意

【海老芋】
長寿を表す海老にちなみ、また芋の「い」には「いろは…」の「い」として新年のスタートの意を託す

 


 

【正月の室礼の頁】
鏡餅と祝いの四品
吉運を願う 
初夢
新春の盛り物
床の間の室礼

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