半夏生
雑節の一つ。夏至から数えて11日目。
「はんげ・はげ」とも。 七十二候の一つでもあります。
梅雨の終期 にあたると共に、田植えの最終期とみなされていました。八十八夜と共に江戸時代の農民にとっては重要な雑節の一つでした。半夏半といって、半夏生後に田植えをしても収穫が少ないという意味の諺がある程です。
半夏は畑地に生えるからすびしゃくというサトイモ科の毒草のことで、6月に鞘をつけます。半夏生とはそれが生える時期のことをいいます。
この日、畑に入ること、竹林に入ることを禁じたり、畑の作物の種まきの終わりとするところもあります。農耕に関して慎みの日であった様です。
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