盂蘭盆会
推古14年(606年)には盂蘭盆経にもとづく仏事の盂蘭盆会が初めて催され、聖武天皇の天平5年(733年)から宮中の仏事となります。各地に国分寺が建立され(741年国分寺建立の詔)、仏教による国づくりが進められた頃です。 その後盂蘭盆会は平安時代以降寺院を中心に行われた施餓鬼会と習合し、民間の初秋の諸行事の要素(古来より初秋に行われていた魂祭―先祖の霊を祀る行事―、生見玉の習俗、稲の予祝、畑作物の収穫祭)、さらには中元の要素が加わり、今日広く一般にみられる様な盆行事となりました。