室礼 室礼三千Home室礼歳時記 目次
季節の室礼top端午の節供目次端午の室礼端午の風習季節だより 

 

粽(ちまき)
端午の節供に粽を食したり贈ったりするのは中国の風習で、楚の詩人屈原(紀元前340〜277頃)の故事によるものです。五月五日に汨羅(べきら)に身を投じて亡くなった屈原の霊を弔うため、漢の武帝の時代(紀元25〜55)に米を楝(おうち)の葉で包み、五色の綵糸で結んで粽をつくって川に投げ入れたといいます。
中国南部では屈原を悼んで、命日になるといろいろな行事を行ったそうです。その一つに「競渡」(中国語でペーロン(白竜))といって舟を漕ぐ速さを競う行事があります。投身した屈原を救うために速く舟を漕ぐとか。現在では六月第一日曜に長崎、香港で盛大に行われています。

柏餅
柏餅は親が子の無事を願う気持ちを表しています。柏の木は新芽が出るまでは親の葉が枯れ落ちることなく、守ることにちなんでいます。江戸時代中期頃からつくられていたといわれています。

 

【端午の風習の頁】
さつき忌み
菖蒲
端午の節供の食べ物
鯉のぼり

雛祭り
<< 前の頁へ 次の頁へ >>
季節の室礼top端午の節供目次端午の室礼端午の風習季節だより