冬至は一年中でもっとも昼の短い日。この日に主としていただく南瓜、柚子、荳菜等、当季の野菜を盛り供します。
冬至には「ん」のつく食べ物を食べると縁起が良いといわれています。「ん」が運に通じ、吉運を呼び込むようにと願った盛り物です。 ほかにも「ん」のつくもの、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん等がこの「運盛り」の対象となります。 「いろはに…」の最初の文字である「い」がつく芋類は新しい年の始まりを、瓜などの“蔓もの”はつながりを意味しています。芋類に蔓ものを添えることで「ん」から「い」へ一年が終わって次の年につながっていくことを表しました。
【一陽来復】 冬至を境に翌日から少しずつ日が長くなることから、この日を「一陽来復」と呼ぶ。冬至は陰と陽の境目にあたる。 一陽来復にはようやく春が来るという意、悪いことが続いた後には良いことががあるという意がある。
うどんは「うんどん」
清々しく豊かな新年でありますように、との願いをこめました。柑橘の橘は「吉」に通じます。