旧暦の七夕は夏の収穫時期あたり、七夕は農作物の豊作を祈願したり、収穫の感謝祭を行う日でもありました。作物の実りに感謝の気持ちを込めて夏野菜と、この時期収穫した麦の素麺を盛り供します。
この時期収穫した麦で作った麦饅頭
乞巧奠 中国古来の風習で、織女星が養蚕や糸、針の仕事を司る星と考えられ、機織の上手な織女にあやかり、特に女子が手芸に巧みになることを願った行事です。 乞巧奠は機織だけでなく、日常の針仕事、歌舞や音楽などの芸事、そして詩歌や文字の上達を願う行事へと発展していきます。笹竹を立てるようになったのは江戸時代に入ってから。 五色の短冊に詩歌を書き、手習い事の上達を願う習俗が生まれました。
梶の葉型の色紙は古の七夕行事にちなんで。昔は梶の葉に願い事や詩歌をしたためお供えしていました。
星写しの器 昔の人は器に水を張り、そこに二星が写ると願いは成就すると考えていました。 また水で穢れをはらう意も込められています。