2017年5月基礎科 嘉祥菓子
5月17日からの基礎科教室では嘉祥菓子の室礼を学びました。
嘉祥とはめでたい印の意。嘉祥菓子の起源は諸説ありますが、
「嘉定喰」と呼ばれる十六個の菓子や餅を神に供えてから食し
疫病にならないようにと祈願する、厄払いだったようです。
五常の心(仁・義・礼・智・信)を表した五色の嘉祥饅頭。
神仏にお供えする饅頭はお祝いの最高の形です。
聯芳とは、芳しさが重なり続く、という意味。
紫と青(緑)の色が、お互いを引き立てあい、ますます美しく見える、ということでもあります。
初夏の清々しさを、茄子の紫と瓜の青で表しています。