七十二候表 <秋>

 

季節 気節 節気 大衍暦・宣明暦
(682〜1684)
貞享暦
(1685)
宝暦暦・寛政暦 略本暦(明治) 現代
(暦の会編集)
初秋 七月節 立秋 涼風至
りょうふういたる
涼風至
りょうふういたる
涼風至
りょうふういたる
涼風至
すずかぜいたる
涼風至る
白露降
はくろくだる
山沢浮雲
さんたくにうきぐもにあり
寒蝉鳴
かんせんなく
寒蝉鳴
ひぐらしなく
ヒグラシ鳴く
寒蝉鳴
かんせんなく
霧色巳成
むしょくすでになる
蒙霧升降
もうむしょうごう
蒙霧升降
ふかきりまとう
濃霧昇降す
七月中 処暑 鷹乃祭鳥
たかすなわちとりをまつる
寒蝉鳴
ひぐらしなく
綿柎開
めんぷひらく
綿柎開
わたのはなしべひらく
綿のはなしべ開く
天地始粛
てんちはじめてしじむ
天地始粛
てんちはじめてしじまる
天地始粛
てんちはじめてしゅくす
天地始粛
てんちはじめてさむし
天地始めて寒し
禾乃登
かすなわちみのる
禾乃登
こくものすなわちすすむ
禾乃登
くわすなわちみのる
禾乃登
こくものすなわちみのる
禾みのる
仲秋 八月節 白露 鴻雁来
こうがんきたる
草露白
そうろしろし
草露白
そうろしろし
草露白
くさのつゆしろし
草露白し
玄鳥帰
げんちょうかえる
鶺鴒鳴
せきれいなく
鶺鴒鳴
せきれいなく
鶺鴒鳴
せきれいなく
せきれい鳴く
羣鳥養羞
ぐんちょうしゅうをやしなう
玄鳥去
つばめさる
玄鳥去
げんちょうさる
玄鳥去
つばめさる
つばめ去る
八月中 秋分 雷乃収声
かみなりすなわちこえをおさむ
鴻雁来
こうがんきたる
雷乃収声
らいすなわちこえをおさむ
雷乃収声
かみなりすなわちこえをおさむ
雷声を収む
蟄虫坏戸
ちっちゅうとをとざす
蟄虫坏戸
ちっちゅうとをます
蟄虫坏戸
ちっちゅうこをはいす
蟄虫坏戸
むしかくれてとをふさぐ
蟄虫戸を閉ざす
水始涸
みずはじめてかる
水始涸
みずはじめてかる
水始涸
みずはじめてかる
水始涸
みずはじめてかるる
水始めて涸る
晩秋 九月節 寒露 鴻雁来賓
こうがんらいひんす
棗栗零
なつめおつ
鴻雁来
こうがんきたる
鴻雁来
こうがんきたる
雁来る
雀入大水為蛤
すずめたいすいにいりこはまぐりとなる
蟋蟀在戸
こおろぎとにあり
菊花開
きくかひらく
菊花開
きくのはなひらく
菊花開く
菊有黄華
きくにこうかあり
菊花開
きくかひらく
蟋蟀在戸
しっそくこにあり
蟋蟀在戸
きりぎりすとにあり
キリギリス戸に在り
九月中 霜降 豺乃祭獣
さいすなわちけものをまつる
霜始降
しもはじめてふる
霜始降
しもはじめてふる
霜始降
しもはじめてふる
霜始めて降る
草木黄落
そうもくこうらくす
蔦楓紅葉
つたもみじこうようす
霎時施
しぐれときどきほどこす
霎時施
こさめときどきふる
小雨時々降る
蟄虫咸俯
ちちゅうことごとくふす
鶯雛鳴
うぐいすのひななく
楓蔦黄
ふうかつきなり
楓蔦黄
もみじつたきばむ
紅葉つた黄ばむ
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